こんにちは!
夏も終わり、昼間はまだ少し暑いですが朝と夕方は過ごしやすくなってきました。
今回のブログはしつけに関する内容です。
脳科学が子犬の育て方を変える仕組みを紹介していきます。
子犬の脳は発達期で社会性の備わった成犬の脳に成熟するときに一番環境要因の影響を受けやすいとされています。
子犬はいいことも悪いことも全て学習します。
幼いときに嫌なことをされた、痛い思いをした、それで病院嫌いになったりトリミングなどで暴れたり。
それはしつけも同じで親代わりとなる飼い主の不適切な行為として、叩く・怒鳴るといったマルトリートメントが犬の脳にダメージを与えてしまいます。
理性を司る前頭前野にダメージが与えられることで、脳の一部が萎縮・肥大化し正常な神経ネットワークを作ることが出来なくなります。
そして、マルトリートメントの影響はワンちゃんの行動にも現れます。
ワンちゃんは人のように嫌だと声に出せません。
持っている武器は牙しかないので身を守るために、唸る・咬みつくという悲しい適応をしてしまいます。
精神的な問題として恐怖や不安を感じたり、飼い主と犬の関係性が悪化し強い攻撃性が出たりします。
それだけでなく、飼い主との心理的な絆が築けないことで愛着障害を引き起こします。
非常に不安定な反応をし、暴れたり問題行動を繰り返したり自分の不安や感情をコントロールすることが苦手になります。
親(飼い主)を安全基地としてみることができず、自分の身を脅かす危険な場所であると認識します。
その結果、犬同士、そして犬と人との距離感を保つことが出来ないのです。
脳の線条体はご褒美を感じるところであり、ここが損傷してしまうと成功体験や嬉しいことも楽しいと思えなくなります。
脳の免疫細胞であるミクログリアの活性化の仕方によってもいい影響と悪い影響があります。
悪い影響というのは、強いストレスを受けることでミクログリアが過剰に活性化し、神経を攻撃することでダメージを与え何らかの障害を起こします。
いい影響についてはミクログリアは異物を攻撃するだけでなく、神経ネットワークを修復する機能も持っています。
そうした物質が分泌されることで精神が安定していきます。
ボールで一緒に遊ぶことにより犬は安心していき、キャッチボールで脳が活性化します。
飼い主と犬はお互いにシンクロ、同調することが大切なのです。
詳しい内容はこちら
⇓ ⇓ ⇓
https://www.erika.co.jp/contents/category/school/