新一年生

今日は3月に入学した私のことについて書こうと思います。

入学した時はトリミングをしている先輩方を見て感動したことを覚えています。トリミングをしている先輩方はとてもかっこよく、そこにたどり着くまでの道のりは程遠く感じられました。入学して1週間くらいは手にハサミを馴染ませるためにひたすらハサミを持ったり、コームを動かしたり、スリッカーを手に当てて練習してみたり、教えてもらった通りに動かすと手が筋肉痛になっていました。ハサミに少し慣れるとティッシュの空き箱に線を引いた物を使って真っすぐ動かすことを教わり、正しいハサミの持ち方をしながら動かすことは難しかったです。そこから手首を使うカーブの練習やコームで毛を起こす練習にとにかく必死で取り組みました。半月ほど経つとウィッグを使った練習に入り、真っすぐに切ること、カーブで切ることを学び、そこでもカットの難しさを感じました。犬の頭のカットの練習は特に苦戦し、頭の作り方や耳の形などまだまだ自分のレベルが低いことを思い知るきっかけになりました。

 

そこからカットの順番やカットをする際に特に気を付ける場所やハサミの向きなどを教わって、犬のカットをできる日が近づいているのを実感しました。

毛の生えた犬の人形を使った練習に入ると足先の作り方、足の形、体の作り方、尻尾の作り方など全体的なバランスを見ながらカットをしていくのがとても大変でした。

  

いよいよトリミングに入るとシャンプーをし、入念に乾かし、優しく耳掃除をして、爪を切ります。そこからカットに入ります。

私と同じ日に入学した同期の人と一緒に体のカットをしていて、犬が来た時の姿から可愛くなっていくようにカットをするのはとても楽しく、やりがいを感じられます。学長に見直しをしてもらうのですが、その日の反省点や良かったところを自分で見つけられるのは今後の目標に繋がって常に向上心を持てるようになります。

最後に、私がトリマーになりたいと思ったのは中学生の時にトリマーさんが自分の飼っている犬を切っている様子を初めて見た時に感銘をうけたからです。そのトリマーさんがトリミングをしている様子は今でも覚えています。中学生の時のあの感動が夢に繋がり、今その夢の為に行動していることは必ず将来に反映すると思います。私は常に目標を持っているからこそ毎日自分の苦手な分野に真剣に向き合えています。これからも将来に向けて行動することを怠らずに努力しようと思います。また成長した姿を投稿します!